ハマボウフウ

湘南のハマボウフウ、いただきました。
ハマボウフウ_a0011999_11312315.jpg

浜防風、セリ科の多年草。
海岸の浸食や民間療法薬としてもてはやされた影響による乱獲などで絶滅を危ぶまれている現状の海浜植物。
ハマボウフウ_a0011999_11412659.jpg

この貴重な伝統の野草、どうしたら大好きなセリ科の香りを一番楽しめるかといろいろ調べましたが、やはりとにかく生で齧ってみること、です。

ツヤツヤと肉厚な葉っぱ、広がって放射状についている。
茎は赤くてかわいい。
こんなのが浜辺に自生していて薬効があるとわかれば、私もやはり穫ってきてしまうかも。
しかも写真でしか見たことがないけど、白いポッコリした花をたっぷり咲かせる魅力的な姿の上、気になる関節痛、感冒、解熱などに効くとあればね。

だけど、そんな自分勝手な乱獲や快適な暮らしを求めるための開発などで浜辺に緑がなくなってしまった現状を考えると、それぞれが生態系の保全について考えていかなければいけないのでしょうね。

と、そんなことを思いながら齧ってみたわけですが。

おいしい!

大好きな香りです。
セリ、パセリ、紫蘇、葱、三つ葉、セロリ、パクチー、ミント、ローズマリー、セージ、タイム、山椒・・・ああ、そして浜防風。
ハマボウフウ_a0011999_12295645.jpg

刻んでなめこの味噌汁に散らしてみました。
最高!
ハマボウフウ_a0011999_12311916.jpg

それから天ぷら。

茎はタマネギとかき揚げに。

ハマボウフウ_a0011999_12325257.jpg
ハマボウフウ_a0011999_12323478.jpg

そして、葉を生のままフードプレセッサーでペースト状にしてお饅頭に。
蒸し工程で残念ながら香りはほとんど残ってなかったもので、次は香りを残す方法を考えます。

で、残っていた柏の葉で柏餅に。
香りがあったら柏の葉の香りとケンカしてしまうところですが、時期的にはやはりこれでしょ。
色はきれいです。

今日は冷蔵庫に残した葉を使ってサラダにしてみようと思っています。

今回は初めての素敵な野草に会えて感動!
私ももう少し勉強して、この海浜植物の保護、再生活動に努めていらっしゃるNPO法人ゆいの皆様の気持ちに近づけたらと思います。

ありがとうございました。

by quilt4 | 2016-04-29 13:27 | FOOD&HEALTH