宿題

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「ルームシューズ作って〜!」と、生徒さん。

では次のレッスンの時まで見本を作っておきましょう。

と、宿題を抱えていろいろな本を調べて型紙を決めました。

表布に細畝コーデゥロイを使い、ベルトとリボンと底は茶のザックリした生地、内側は箱に多用したオレンジ色の格子(ちと、しつこかったね〜)。

底に入れるクッションにはアイロン台を作った時の10mmのフェルトを使ってみました。
これはしっかりふんわりでなかなか良かったと思います。

ほとんどミシンで縫ったのですが、手縫いで底をしつけをしている時、「家なき娘」のペリーヌになった気分でした。

小諸の小屋が完成に近づくにつれ、また本棚から引っ張り出して時々ページをめくっています。

葦をたたいてエスパドリーユを作り上げた時のペリーヌの気持ち、「なんとうれしいこと!
意思と忍耐を持ってすれば、たとえ一見不可能なことも、また、わずかな知恵のほかにはお金も道具もなんの助けもなくても、ちゃんとやり遂げられ、とここでまたしても証明されたのだ」

これが手作りの原点。

「エスパドリーユ」と共に、小屋の廻りの野草と池で釣った魚、草むらの鳥の卵などを葉っぱのお皿にのせて友達をもてなす「ディナーごっこ」は、子供の頃の私の心を鷲掴みにした。
そのワクワクは、ずっと心の宝箱にしまってあって、時々こうして引っ張り出してはニヤニヤしているのです。

シューズ作り、楽しい!
ぎりぎりにならないと宿題を片付けないのは子供の頃とちっとも変わっていないけど、
今は楽しんできっちり終わらせるようになりましたよ。

どや?!

by quilt4 | 2011-05-25 20:31 | PATCHIWORK QUILT