寂しがりやの猫

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夏の頃から、ミニーが自分の乳首を引っ張ったり噛んだりして赤く腫れて気になっていました。それにお腹を触ると腫れているような気もしました。
もうてっきり悪い病気だと思い込んで病院に連れて行くことにしたんですが、なにしろ飼い主自体が病院ダイッ嫌いときて、ミニーも拾ってきて以来1度しか行ったことがありません。

慣れないもので、無事に治療が出来る様、通院セットを買い込みました。
まず籠、逃げ出さないための胴ひも、そして籠に入ってもらうためのまたたび、終わってからご褒美に与える大好きな餌!
それからとても心細かったので娘を呼びました。
これでほんとに私は子供を産んで育てたのだろうか、どうやって乗り切ったのだろうかと自問自答するほど情けない神経で、それに比べて娘はそんな時とても支えになってくれる頼もしい子なんです。

前置きが長くなりましたが、治療中は思ったよりおとなしく、まるでまな板の上の鯉の心境だったのか、怖さで固まっていたのか、何とかスムーズに終わりました。
その結果、ガンでもなければ他の内臓の病気の心配はないものの、原因はストレスらしいのです。

ストレス〜?!こんなに自由気ままに暮らしているのに・・・いろいろ究明したのですが思い当たらず、先生の“誰か大好きな人がいなくなったなんてことはないの?”の質問に、そういえば娘とはよく遊んでいて、いなくなってからも娘の部屋に出入りしていたことを告げると“それだ!まちがいない!”

ああ、それから車の中で娘は大泣き、ミニーは吠えるし、家に着くまでの道のりが何と長く感じたことか・・・・
目を真っ赤に泣きはらして彼女は、責任を感じるからミニーのストレスが少しでも解消する様に、キャットタワーをプレゼントすると言い出し、二人で天井までのゴージャスなプレイランドを夜遅くまでかかって組み立てたのです。





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これは無理矢理押し込んだ図なのですが、実はあまり興味を示さず、むしろ押し入れの探索のほうがいいらしく、開けてくれとせがみます。

猫ってとても神経が繊細で寂しがりやなんですって!
怖い病気でなくてホッとしたね、と乾杯してしまいましたが、反面、娘も私も何だか考えさせられてしまいました。

それから“ミニーに会いにもっと家に帰ってきてよ”と娘に頼みました。

寂しいのはミニーだけじゃないんです・・・

by quilt4 | 2004-09-25 11:42 | CAT&DOG